京都の西陣地域で作られている絹織物です。 十一代将軍徳川家斉が好んで着用したことから、御召と称されました。御召は御召縮緬の略で、緯糸に御召緯(おめしぬき)という強撚糸を使っており、これによって裾捌きの良い、体に添う着物が出来ます。 縮緬と同じようなシボと光沢がありますが先染めした糸を使うので、縮緬よりも少し硬く織り上がります。着崩れしにくく、光沢も風合いも格調ある美しさのため、よそ行きとして愛用されました。
古物商 神奈川県公安委員会 第452570007513号