
こちらは東京都江戸川区でお買取りさせて頂きました、西陣あさぎの丸帯です。
この丸帯は純金箔と、白金(プラチナ)を製箔加工して織り上げられており、造幣局による分析通知書も付属していました。
丸帯は婚礼衣装などに用いられる礼装用の帯で、24金プラチナ二重箔は丸帯に相応しいとても豪奢な作りとなっています。
着物を着る際に使われる帯にはいくつかの種類があります。
よく知られている帯は袋状に織られた袋帯、袋帯よりも短く、名古屋で考案された名古屋帯、今回お買取りした丸帯などです。
着物に礼装や普段着があるように帯も着物に合わせて、格式や素材、色彩を考えて着付けます。
丸帯は女帯の中では最も格の高い礼装用の帯ですが、重厚で扱いにくく、現在では花嫁の婚礼衣装や芸子の衣装などにしか着用されなくなっています。
裏表全面に柄があり、どのような結び方をしても柄が出て豪奢な装いを出来る帯です。
写真の丸帯はやわらかな正絹に江戸の風景を織り込んだ大変きらびやかな一本で、まさに晴れの席に相応しい丸帯です。
いわの美術では丸帯の買取を行っています。
礼装として使用できる丸帯ですが格式が高いため、着用出来る場面が限られてしまい、買ったは良いもののあまり使用せず箪笥に仕舞っている……というお話もお聞きします。
そんな丸帯がございましたら、いわの美術にお問合せ下さい。品物の出来や、織りや染め、作家などにもよりますが、多少シミや汚れのある丸帯でもいわの美術でならお買取りをさせて頂きます。
まずはお電話かメールにてお問合せ下さい。