
こちらは東京都港区でお買取りさせて頂きました、松葉仕立ての名古屋帯です。
名古屋帯は元々袋帯を簡略化して作られたため、袋帯よりも簡単に締められます。正装には向いていませんが、素材や柄などで使い分けることによって普段着やちょっとした外出に着用出来るため重宝される帯です。
名古屋帯にはいくつかの仕立て方があり、それぞれ形が異なります。名古屋帯と言われて多くの方が想像するのは「名古屋仕立て」という、胴に巻く部分から手先までを半分に折って仕立てたものです。
今回のお品物の「松葉仕立て」もそういった仕立て方の一種で、こちらは手先だけを半分に折って仕立てます。また他に「開き名古屋仕立て(昼夜仕立て)」といった仕立て方もあります。
虫類の文様はあまり多くありませんが、蝶は形や色の美しさ、舞う姿の可憐さもあり、古くから広く好まれています。
蝶文様の帯なので、花柄の着物等と合わせると良いかもしれませんね。
あまり季節に縛られない文様だと思いますが、少し小型の可憐な蝶ですから春の季節がお似合いでしょうか。
『着物買取いわの』では帯の買取りを行っています。
名古屋帯や袋帯、また有名作家や有名織元の帯もお買取り致します。
帯の買取は『着物買取いわの』にお任せ下さい。