森口華弘の作品を買取ります
森口華弘は明治42年(1909年)滋賀県野洲郡守山町字岡に生まれました。森口華弘は人間国宝(染織家 友禅染)、日本工芸会正会員の作家です。
蒔糊(まきのり)技術は餅粉で練った糊を竹の皮に塗って乾かし、細かく砕いたものを湿らせた布の上に蒔いて防染することで、糊をまいた部分が滝しぶきや吹雪のような染の表象に仕上がるというもので、雪降り・霞などを表すために用いる染色技法の一種です。
江戸時代より伝わる撒糊技法と漆芸の蒔絵技法と組み合わせるという森口華弘独自の着想は、
森口華弘が東京国立博物館で目にした江戸時代の撒糊技法が施された小袖と漆蒔絵の「梨子地」からインスパイアされたものでした。
森口華弘の「華弘」という雅号は1934(昭和9)年、師の華邨が創り上げた「黒地に大ぶりの彩度の高い花鳥のパターンを大胆に配した作風をひろめる」という意味を込めて坂田徳三郎(さかた とくさぶろう)により名付けられたものでした。
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森口 華弘 は1936年1月8日に林智恵と結婚、中川家を出て一家を構え、1939年1月には独立して工房をもちます。
これに前後して華弘の代表的な技法である「蒔糊(まきのり)」の着想が生まれる。
「蒔糊」「撒き糊」の技術は、東京国立博物館で森口華弘が目にした江戸時代の撒糊技法が施された小袖と漆蒔絵の梨子地にあり、江戸時代より伝わる撒糊技法と、漆芸の蒔絵技法と組み合わせることを着想したといいます。