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フォーマル着物「留袖」の決まり事

2015.10.22

フォーマル着物「留袖」の決まり事


着物を着用するには色々と決まり事が多いですが、フォーマルな場…例えば、結婚式や入学式などの「式」と名の付く冠婚葬祭、人生の節目を祝う七五三などの儀式の際に第一礼装として着る「留袖」にも、細かな決まり事が様々あります。


留袖には「黒留袖」「色留袖」の二種類がありますが、留袖の語源には諸説あり、結婚を機に、それまで着ていた振袖の振りを短く留めたことに由来し、婚家にも長く留まる(とどまる)ようにという願いが込められているそうです。ただし、黒を忌む宮中では、色留袖を礼装とします。


留袖には、仕立て方や小物合わせに独特の決まり事があります。

●黒留袖

黒留袖は、結婚式で親族や仲人が着る既婚女性の礼装で、裾周りにのみ絵羽模様が広がり、「江戸褄」とも呼ばれます。主に、しぼが小さく、表面がさらっとして、横に細かな畝がある「一越縮緬」という生地で仕立てられます。


黒留袖は、五か所に実家もしくは婚家の家紋を最も正式な染め抜きの「日向紋」を入れます。帯は、金・銀・白の地色に、吉祥文や有職文を織り出した重厚感のある袋帯を着用します。和装小物は金・銀・白に合わせて、半衿、長襦袢、足袋は必ず白と決まっています。


●色留袖

色留袖は、裾周りにのみ絵羽模様があり、黒留袖と違って地色に色彩があり華やかな印象で、未婚・既婚を問わずに着ることができます。


五つ紋を付けて、「比翼仕立て」にすれば、黒留袖と同格の装いで礼装になります。 「比翼仕立て」とは、衿、袖口、振り、裾周りにだけ白羽二重の別布を縫いつけて、二枚来ているかのようにみせることをいいます。

近年では着用の幅を持たせるため、あえて三つ紋、一つ紋にして準礼装にすることも多くなりましたが、この場合は、比翼仕立てにはせず、薄い色の伊達衿でお洒落に楽しむことができます。


五つ紋付で色留袖を装う場合の帯や和装小物は黒留袖に準じますが、第一礼装としてでなく、準礼装として着用するのであれば、品のよい淡い色の帯揚げや帯締めなどの小物をあわせることもできます。

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