森口邦彦の着物買取ります
いわの美術では、友禅で人間国宝に認定された森口邦彦の着物をお買取り致します。
森口邦彦は、同じく友禅で人間国宝の森口華弘の次男として1941年に京都に生まれ、22歳で京都市立美術大学日本画科を卒業します。
海外でデザインの勉強をしたいと考えた森口邦彦は、フランス大使館が行っているフランスでの研究や留学を希望する日本学生に向けた「フランス政府給費留学生」という制度に応募し、厳しい審査をくぐり抜け見事フランスへ渡る事が出来ました。
フランスでは、国立高等装飾美術学校に入学してグラフィックデザインを学び、帰国後は父親の森口華弘に師事して着物作りを学びます。
その後は、日本伝統工芸展や日本伝統工芸染織展、第一回日本伝統工芸近畿展など様々な展覧会で賞を受賞するなど輝かしい功績を収めます。
森口邦彦は、2007年に友禅で人間国宝に認定され、翌年に父親が亡くなるまで親子二代で人間国宝として友禅の伝統を守り続けました。
買取可能な友禅作家
田村哲彦、上野為二、岡村蒼風、百貫達雄
松井青々、由水十久、百貫石峰、浦野範雄
百貫華峰、矢田博、松本健一、由水煌人など
森口邦彦の着物について
着物には、季節の草花や生き物、古典的な御所車や短冊、扇など日本に古来から伝わる様々なデザインが多くございます。
父親である森口華弘も草花模様の作品を数多く作っていましたが、息子の森口邦彦は、四角や三角などの図形を組み合わせた幾何学模様を得意としました。
森口邦彦は、「着物を着る女性を美しく見せたい」という思いを常に持っていて、着物を着た時に動く姿を想像して模様の入れ方などを工夫し作品を製作しました。
また、2014年の4月1日に三越の創業110周年を記念してショッピングバッグのデザインも手がけました。
森口邦彦の作品は、あまり見かけない珍しいデザインですが、その珍しさが多くの着物ファンを虜にし、中古市場でも人気となっています。
いわの美術では、森口邦彦の作品以外でも父親である森口華弘の作品や、友禅界で初めて人間国宝に認定された上野為二の作品など様々な着物をお買取りしております。
着物以外にも帯や帯留、帯締などの和装小物や、茶道具、掛軸、絵画、仏像など幅広くお買取りしております。
お引越しやコレクションの整理・遺品整理などで処分に困っているお品物などございましたら、ぜひ一度いわの美術までご相談下さい。
また、個人の方以外でも解体やお片付けなど行っている業者様からのご依頼もお受けしております。
お困りの事などございましたら、お気軽にいわの美術までお問い合わせ下さい。