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帯締めに使われる組紐の組み方

2016.5.23

帯締めに使われる組紐の組み方


日本伝統の工芸品である組紐は、細い絹糸や綿糸を組み上げた紐ですが、その形状から丸組、角組、平組と大きく三種類に分けられ、組み方は百種類以上にのぼります。


組紐は使われる絹糸の種類により色や模様も多種あり、用途により様々な表情をみせますが、一本の組紐をつくりあげるには、職人の熟練した技が要求されます。ここでは、組紐の種類の中でも、帯締めに使われることの多い組み方についていくつか紹介します。


組台の種類

組紐を組むには組台と呼ばれる台が必要であり、台によって組む方法や仕上がりが変わります。万能に組める「丸台」や、竹型のヘラで打ち込んで目を整えながら組んでゆく「高台」などが主流です。


その他、四角い台板と、組み上げた紐を引っ張りあげるための滑車のついた柱とからなる「角台」、伸縮性が少ない紐を組むのに適した「綾竹台」、現在では、幻ともいわれる「内記台」などがあります。



帯締めに使われる組紐の種類


冠組

平安時代に主に武官の冠に使われたことからこの名があり、丸台で組み、表が中央で半分に割れているのが特徴です。


笹浪組

丸台、高台で組み、V字形の矢羽根模様がさざ波のようにみえるのが特徴です。聖徳太子有名な肖像画で締めているのがこの組み方の帯です。


唐組

丸台で組み、笹浪組を応用して菱模様を出す平組で、中国から渡来した高級な組緒の組み方で、七世紀の日本最古の唐組の遺品が法隆寺に旧所蔵されています。


高麗組

唐組と並ぶ高級な平組で格調ある美しさをもつ組み方で、下げ緒によく用いられました。


御嶽組

丸台で組まれる角組で、平安時代に武蔵御嶽神社に奉納された鎧に使われていたことからこの名が付きました。


平源氏組

鎧などに用いるため組紐の需要が増えた戦国時代に考案されたといわれる平組で、肉が薄く、幅もあまり広くない、組み方は単純です。


角杉組四本組合せ

角台で組み、杉の葉に似た組み目が出る角組の角杉組を四本まとめたもの。


洋角組

杉の葉が並んだような組み目で、八つ組紐を芯にいれて組んであるもので、明治期に無地で組み、軍服や礼服などの肩などに付けられました。

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