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着物・帯の豆知識~染織

2017.3.20

着物・帯の豆知識~染織



布を染めたり織ったりする技術である染織という工芸は、平安時代の公家文化や安土桃山時代の武家文化、江戸時代の町人文化などによって生み出された、伝統とおしゃれに対する美意識の結晶といえます。


(そめ):糸や生地を染めること…友禅染、型絵染、江戸小紋、長板中形、木版染などを染物といいます。

(おり):糸で織機を使って布を織ること…絣織、紬織、越後上布、佐賀錦などを織物といいます。


日本の染織で使われる糸は?


日本の染織で使われる糸は、基本的に絹糸麻糸木綿糸の3種類です。

絹糸:蚕が吐いた「まゆ」から造られる天然の糸です。絹糸は、まゆ玉から直接糸を引き出してできる生糸と、まゆ玉から真綿をつくり、紡いで糸状にした紬糸に分けられます。


麻糸:麻糸は苧麻(ちょま)という多年草の茎の繊維を細かく裂き、つなげてつくられます。植物の繊維なのでさらっとして、丈夫なので、夏用の着物に適しています。


木綿糸:木綿糸は、綿の木の果実がはじけた種のまわりについている綿花から取り出します。世界中で栽培されている綿ですが、この糸でつくった木綿の布は吸収性がよく、肌触りもよいので、衣料として幅広く使われています。



染物とは


白生地に様々な色の染料で模様を染めていくもので、糸目糊で模様を描く友禅染、型を使って染める型染などが有名です。


友禅染

 

日本を代表する染物のひとつである友禅染は、糸目糊と呼ばれるもち米の粉と米の粉を混ぜてつくられた糊を使い、模様を描いて色を染めていくものです。

一度、着物の形に仕立ててから青花駅という、洗うと色の残らない駅で下絵を描きます。その下絵の上に糊を置くことによって、色同士が混ざるのを防ぎます。そして、模様にあわせて色を塗り、最後に糊を洗い流します。 補足白い線を残すのが「糸目友禅」で、白い線が残らないように模様を染める方法を「堰出友禅」といいます。



型絵染

 

型絵染は、下絵を渋紙という和紙にはり、その上から彫って型紙をつくり、できた型紙の上に繰り返し糊を置き、連続した模様にあわせて、色を挿して染める方法のことです。 型の持つ鋭さや繰り返し模様のおもしろさが見どころです。



江戸小紋

江戸小紋は、遠くからみると無地のようにみえますが、近くでみると繊細な連続模様が見どころです。江戸時代に武士が礼装用に着た裃に、細やかな柄が染められ発達しました。

その後は、庶民の着物にも染められるようになりました。江戸小紋は昔から伊勢型紙を使って染められます。


伊勢型紙:千年以上の歴史を誇る伊勢型紙とは、紙を加工した型紙に、彫刻刀で文様や図柄を丹念に彫り抜いたものです。型紙は主に三重県鈴鹿市でつくられ、友禅、江戸小紋、浴衣(長板中形)に使われます。昭和58年には、通商産業大臣より伝統的工芸品の指定を受けています。



長板中形(ながいたちゅうがた)

長板中形は、大きめの模様を長さ約6.5メートルの長板を使い、木綿の浴衣に染めます。型紙を使って糊を両面に置き、白地に藍の模様を両面にすっきりと染める、日本の伝統的な方法です。



木版染(もくはんそめ)

模様を彫った木の版に履けで染料を塗り、生地に当て、金づちでたたいて摸倣を染めつける技法です。木版のひとつひとつは単純ですが、それらを組み合わせることによって、様々な模様をつくりだすことができます。同じ形でも、色の変化をつけたり、版の組み合わせでつくられる模様が見どころです。



織物とは


織物はたて糸とよこ糸を織機にかけて交互に組み合わせて織り、生地をつくります。 主な織り方には、たて糸とよこ糸を交互に一本ずつ直角に組み合わせてつくる「平織」と数本のたて糸やよこ糸を織物の表面に浮かせて、その浮いた糸で模様を表す「浮織」があります。


絣織

 

糸のところどころを白く残して染めた絣糸を使ってつくられた織物のことです。染めた糸の組み合わせによって、縞模様、格子模様、絵画のような模様を表現することができます。

絣糸:染める糸を紐でところどころくくり、染料の入った溶液につけて染めます。糸でくくった部分は染まらないので、水洗いしてから、紐をほどくと、白く残ります。この絣糸の色の変化をいかして、たて糸とよこ糸で組み合わせて織った模様を総称して「絣柄」といいます。



紬織

蚕の吐いたまゆの真綿から糸を引き出してつくらた紬糸を使った絹織物です。紬糸は染料にひたして染められますが、生糸を使った絹織物に比べて、光沢や表面のなめらかさは少なく、ざっくりした素朴な風合いが特徴です。

軽くて丈夫、しなやかな感触の紬は、着物や帯に適しています。縞模様や絣柄のものが多くみられます。



越後上布

 

苧麻という多年草の茎の繊維からつくられた麻糸でできた古くからある織物です。原始的な織機で、経糸の張り具合を腰で調節しながらよこ糸の柄を合わせて織ります。織られた布は、お湯の中でもみ、冬の晴れた日には雪の上にさらします。こうすることで、色物は落ち着き、白い物はより白くなり、夏の上質な着物となります。



佐賀錦

佐賀錦は、緯糸には染織した絹糸、たて糸には「たて紙」と呼ばれる細く切った糸状の和紙を使って織られた織物です。たて紙を竹べらを使って模様に合わせてすくい、できたすき間によこ糸を通します。これを何度も繰り返して完成させます。たて紙の隙間に、よこ糸を通すことにより、きれいに並んだ模様が出来上がります。




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