重要無形文化財「伊勢型紙道具彫」の保持者です。 三重県鈴鹿市に生まれ、父・兼松に就き型紙彫刻の修練を積みました。 人生を通して道具彫を極めた職人で、手作りの彫刻刀は三千本を悠に超えそれらを自在に操り数多くの優れた型紙を彫りました。 1955年に重要無形文化財「伊勢型紙道具彫」の保持者に認定されるとともに、労働大臣から感謝状を受けています。 1963年からは後継者の養成のために道具彫の長老として、講師役を務め後進の指導に尽くしました。