甲田栄佑(1902~1970)

重要無形文化財「精好仙台平」の保持者です。
宮城県仙台市の生まれで、生家は祖父の代から仙台平の製織を家業としていました。
八王子織染工業学校専門科を卒業後、仙台平製織の名人といわれた佐山万次郎、父親の陸三郎に師事し、精好仙台平の伝統技術を習得しました。
21歳の時に甲田機業場を継ぎ、その後植物染色を応用した製糸の扱いを研究しました。
研究熱心で、織りの精緻さは高く評価され、経糸に練糸、緯糸に生糸を濡らして打ち込む緻密な精好地の伝統技術に熟達しました。
機械織が主流になっても、手織機を続け、1956年に重要無形文化財「精好仙台平」の保持者に認定されました。
精好仙台平は袴地として知られた絹織物で江戸時代に伊達藩が生産した御用織物でした。
厚地でかたい織りにも関わらず、感触は柔らかく、長時間座っていてもシワがつきにくいことが特徴です。

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