志村ふくみ(1924~)

重要無形文化財「紬織」の保持者です。
特定の師に就かず古い文献を学び、母親から染織の手解きを受け、織物制作を始めます。
黒田辰秋、富本憲吉、稲垣稔次郎等伝統工芸の指導者に学び、紬織の研究や制作に従事し、独自の作風を築いてきました。
その後日本工芸会理事に就任してからは後進の指導にも尽力し、1983年には京都府文化功労賞を受賞しました。
「草木の抱く色をいただく」と表現するほど、自然に対して純粋で素直な創作姿勢を取り続けており、化学染料を用いないことが特徴です。
1990年に重要無形文化財「紬織」の保持者に認定されました。
古くから伝わる縞や絣などの織り文様と、植物染料による染め糸を巧みに組み合わせることで、紬織の着物を芸術の域に高めたとして評価されています。

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