與那嶺貞(1909~2003)

重要無形文化財「読谷山花織」の保持者です。
沖縄県読谷村に生まれ、首里女子実業学校で染織を学びました。
読谷山花織は、ゆんたんざはなうい、もしくは、よみたんざんはなおり、と読みます。
読谷山花織は1897年頃から衰退し、戦後になると技術は途絶えつつありましたが、1964年與那嶺貞や地元関係者の尽力によって復興しました。
読谷山花織は琉球王朝期に交易していた南方諸国の影響を受け、読谷村で独自に発達した織物です。そのため村外に知られる機会が少なく、技法を知る者がおりませんでした。
復興への取り組みは古い資料を集め、残っていた織布をほぐして織りを確認し、一つ一つ再現していくもので、非常に困難なものでした。
しかし與那嶺貞は単に技法を復元するだけでなく、素材を木綿から絹に変更し、地機を高機にすることにより、生産性と芸術性をより優れたものにしました。
その後高度に体得した読谷山花織の技法を用いた作品を発表し、高く評価され、1999年には重要無形文化財「読谷山花織」の保持者に認定されました。

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