南部芳松(1894~1976)

重要無形文化財「伊勢型紙突彫」の保持者です。
幼年期に父親に伊勢型紙彫刻の突き彫りを学びました。
白子の徒弟学校を中退後、1909年山梨県で甲斐絹(かいき)型と呼ばれる先染めの絹織物を学び、1911年には東京の小林勇蔵に就き中形彫刻を修めました。その高い技術で1955年重要無形文化財「伊勢型紙突彫」の保持者に認定されます。
突き彫りとは複雑な絵模様を彫るために使われる技法で、同じく伊勢型紙の技法の一つである引き彫りの鋭い線に比べて柔らかく、味わいのある線が出せます。他の染色技術と違い、型紙の場合は使用可能な限り使われるので、作者の没後もその名を冠した作品が作られます。

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