櫛(くし)とは髪の毛をすいたり、髪に挿して飾りとして用いたりする道具です。女性が櫛で髪をすくことから女性の象徴的なものとして扱われたほか、俗信も多く「くし」という読みが「苦死」を連想させるため、人から貰ったり、拾ったりするのは「苦と死」をもたらすことだと嫌われました。材質は様々あり、黄楊や竹など木材を使ったものや、象牙や鼈甲、樹脂を使用したものもあります。使用用途によりいくつか種類が作られており、それぞれ形や大きさ、歯の付け方などが異なります。
現在一般的に使われている櫛は解かし櫛、解き櫛と言い、結っていた髪をほどき、毛を整えるのに使います。
その他に髪の汚れや埃、フケや垢を取り除き梳くのに使う梳き櫛や、丁髷を結うのに使われた和髪のための櫛で結櫛と呼ばれるものがあります。
また挿櫛と呼ばれる、髪に挿して飾りに用いた櫛もあります。
これはアクセサリーや装身具としての要素が強く、漆塗りのものや象牙、
鼈甲で出来たものもあり、飾り櫛ともいいます。
鼈甲でできた櫛なども買取対象となっておりますので、べっ甲櫛や蒔絵の櫛などございましたら『着物買取いわの』までご相談下さい。
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