簪(かんざし)は髪に挿す髪飾りの一種です。
簪は時代の変化や髪型によって様々な形が作られたため、シンプルなものから豪華なものまで数多くあります。
素材は銀や錫など金属を使ったものの他に、ガラスや鼈甲、白檀などを使用したものがあり、装飾部分にも貴金属や珊瑚などが使われます。
一般的な簪は、玉簪と呼ばれる耳かきのついた簪に飾り玉を一つさしただけのシンプルなものです。この飾り玉には珊瑚や翡翠、瑪瑙や鼈甲など様々なものを使います。耳かきがついているのは、装身具ではなく実用品の耳かきと見せかけて、贅沢品の取締から逃れるためでした。
また成人式や七五三でよく見られる、花をモチーフにした簪はつまみ簪と言います。薄地の布を小さくカットし折りたたみ、ピンセットでつまんで糊を付け幾重にも重ねたりなどして、花や鳥の文様を形作ります。
布は正絹が基本で、花をモチーフにしたものが多いため、花簪とも呼ばれます。他にも見た目が松の葉のようになっている松葉簪や、平打簪(ひらうちかんざし)、吉丁(よしちょう)、びらびら簪、チリカン、ビラカンなど多くの簪があります。
買取の流れはこちら

お問い合わせ・無料査定はこちら

無料査定のお申込みはこちら