小紋

小紋

小紋とは和服の一種で、全体に繰り返しの小さい模様が入っていることから「小紋」という名称の由来となりました。
訪問着や付下げ等は、肩の方が上になるよう模様付けされているのに対して、小紋は上下の方向に関係なく模様が入っています。
また、現在では模様の大きさや密度に関わらず、上下方向関係なく模様が入っている着物は総称して小紋と呼ばれています。

訪問着や付下げ、留袖などの正装とは異なり、小紋は普段着として着用出来る点から多くの人に着られました。しかし小紋の中でも江戸小紋と呼ばれる種類の中で一番格式の高い定め小紋正装は、正装としての着用が出来る着物となりました。

小紋は染めの技法で呼び名が異なり、主に知られているのは江戸小紋、京小紋、加賀小紋の三種類で、その他にも紅型小紋、絞り小紋、更紗小紋など多種多用な小紋が存在します。



小紋の特徴

小紋は見た目の華やかさから、観劇やパーティーなど幅広く手軽に着られる着物です。

染めの技法により様々な小紋が存在しており、中でも江戸小紋、京小紋、加賀小紋などが有名です。

江戸小紋は小紋特有の華やかさはなく、細かい模様がびっしりと描かれている為遠目から見ると無地の着物に見えます。なぜそのようなデザインになったのかは、江戸時代まで遡ります。
江戸時代、徳川家康が豊臣秀吉の死後大将軍に就き、政局の混乱を収めた事により、平和な時代が260年以上続いたと言われました。

この平和な時代に、多くの大名達は裃に工夫をするようになりましたが、それが華美すぎると言われ贅沢禁止令が作られます。

それでも諦めがつかない大名達は、なんとか美しく贅沢禁止令に当たらない模様はないかと考え作り出されたのが江戸小紋でした。

遠くから見ると一見無地の着物に見えますが、近くで見るととても細かい模様が施されています。

また、江戸小紋の中で定め小紋と呼ばれる物もあり、これは大名の家に1つ以上あり家紋と同じように用いられていて、大名が着ていた事から小紋の中でも定め小紋は正装としての着用が出来ます。



小紋買取

通常の小紋の着物ですと買取が難しい場合も在りますが、小宮康助や小宮康孝など有名作家によって作られた小紋の着物は高額買取りも可能です。

お持ちのお品物で、作家物かわからないなどいった場合は、品物の写真を撮って頂いて画像をメールにてお送り下さい。届いた画像を確認して詳しくお調べ致します。ご売却をお考えの方は着物買取いわのへご連絡ください。

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