色無地

色無地

色無地とは黒以外の色で染めた無地の和服です。
用途が非常に幅広く、無地であるにも関わらず品格と華やかさを損なわずあまり派手な色でなければ、黒の帯を締めることで喪服としても着用出来ます。またお子様の入学式や卒業式、華美を避ける茶席にもお似合いの着物です。着物の中では地味に思われがちですが、慶事にも弔事にも使用することができ、使い勝手のよい着物です。
喪服としても仕える色無地ですが、故人との関係や場面を考え着用しないと大変失礼にあたりますので気をつけましょう。

また、喪服として着用出来る色無地の色は、茶、灰、藍、紫、エンジなどの地味な色で、生地は光沢のない縮緬に一つ紋がついている着物が良いでしょう。

しかし、そのような色無地の着物を持っていない時は、流水文・紗綾形文・網代文などの地紋が施された色無地を使いましょう。

色無地の種類

色無地は、黒以外の様々な色で染められ物により家紋が入っています。

通常の着物は模様や色で選びますが、色無地は模様が無いので地紋、地色を見て選ぶのが基本とされています。

地紋は、染める前の生地に元々模様が入っていて、それを染める事により遠目からは無地に見え近くで見ると細かい模様が施され、地色は、地紋のような模様がなく染めただけのシンプルな着物となります。

地紋が入っていない着物は、オールラウンドに使えますが地紋が入っている着物は着用する場所に注意が必要です。

お祝いごとやお葬式などの両方で使いたい場合は、流水文や波文などの地紋が入った着物を着用し、お祝い事のみで着用する場合は、吉祥文様が入った地紋を着用すると良いとされています。

色無地買取

 シミや汚れなど状態によっては一枚ではお買取りの難しい着物でも、他に帯や和装小物等の品物がありますと、まとめて買取額をお付けすることが出来ます。有名作家の着物や取扱い店が良い着物でしたら無地の着物でも買取が行えます。

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