羽織

羽織

羽織は、丈が短い和服の一種で防寒や礼装を目的として作られ、着物の上からはおり胸の中ほどにある乳布に羽織紐を通して前で結び着用しました。
羽織という名前は、短い着物を帯をしめずにはおって着る事から名付けられ、普段着から正式な場で着用するものまで様々な場面に利用できます。
防寒のために羽織る他、着物や帯をほこりや汚れから守ることにも使用され、着脱が簡単なためとても重宝されます。
礼装や正装の時には道中コートを、礼装のみの時は無地のコートを着用し、雨が降っている時には着物が濡れるといけないので、雨ゴートを着用します。

室町時代の後期頃から用いられてきた羽織ですが、現在はデザインが豊富な羽織が多く作られていて時代の流れを感じさせます。



羽織の種類

羽織にもいくつか種類があり、単に羽織といった場合、一般的には中羽織のことを指しますが、その他にも礼装用の紋付羽織、反物を一反使って作る長羽織、中羽織よりも丈の短い茶羽織、絽などで作られる夏羽織などがあります。

また、一色で染めた色無地紋付羽織、黒一色で染めた黒紋付羽織、華やかな柄を施す絵羽織などを本羽織、長羽織などと呼びます。
羽織の種類の中で茶羽織というものがありますが、現在はあまり見かけなくなりました。

唯一見かけるとすると、旅館などで浴衣の上に羽織っている場面かと思います。
茶羽織は、名前からするとお茶席で使うように思えますが、お茶席用ではなく家庭着として用いられました。

普通の羽織とは違い、脇のマチが無く、長さは腰丈ほどで袖も短めに作られています。

しかし、現在着物を着られる方が減少したことに伴って、羽織を着用する方も少なくなっているのが現状です。



羽織買取

いわの美術では、羽織などの買取を行っています。しかし、現在着物を着る方が減ってきている現状がありますので、中々難しい場合なども多くございます。

特に羽織は着物より着られる方が少なく、通常ですと羽織の買取は難しいのですが、有名作家や伝統染織の着物でしたら、買取や高価買取が行える可能性があります。
着物買取いわのでは羽織に限らず、同じように防寒に用いられる道行や道中着、着物の買取りを行っております。



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