有松・鳴海絞り

愛知県名古屋市の有松・鳴海中心に作られている絞り染の名称です。国の伝統工芸品にも指定されており、有松絞、鳴海絞と個別に呼ばれることもあります。
絞り文様の多様さが特徴で、手法だけでも手筋絞、三浦絞、蜘蛛絞、雪花絞をはじめ百種類を超えます。
有松絞は有松に移り住んだ竹田庄九郎が三河木綿に絞り染を施したことが起源とされ、やがて旅人が土産物として買うようになり名産品となりました。
鳴海絞りは豊後から移り住んだ三浦玄忠の妻が豊後絞りの技法を伝えたことから広まりました。そのため三浦絞りや豊後絞りの名で呼ばれることもありました。
産業として発展させることを目的に誕生したため、各工程は分業化されており、各々の専門技術の向上に力を注げました。
有松・鳴海絞りの着物の買取りを行っています。
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