沖縄県与那国島で作られている織物の総称です。 500年前には織物が始まっていたとされ、女性の米寿の祝いに糸巻きを配る習慣があるほど織物が盛んでした。 格子縞の中に小さな花文様を織り出す与那国花織や、裏表ともに文様が出る両面浮花織、緯糸を浮かせて織る緯浮花織などの種類があります。 色は島に自生する植物染料を用いて染め、手織りします。 色、柄ともに格調高く洗練された染織が発達した琉球では国外から織物の技術や材料を取り入れてきました。与那国島でもそんな豊かな織物文化が今に伝えられています。