名古屋帯 南部紫根染 松葉仕立て

 

 

南部紫根染の松葉仕立て名古屋帯買取ります。


今回着物と一緒にまとめて買取りさせていただいたのは南部紫根染の松葉仕立て名古屋帯です。
南部紫根染と言うのは鎌倉時代以前に南部地方でムラサキと言う花の根で帯を染める技法が生まれた事から南部紫根染と言われております。
ムラサキの花は群がって生える植物だったため「群咲き」と言われるようになり、そこから紫草という名前になり
この植物の根で染めた事から染めた時に出た色も紫と呼ばれるようになりました。
紫草は当時の技術では栽培が困難で、とても珍重されていて、また紫は気品高く神秘的な色、高位を表す色とされ、とても高品質な物だったため、皇族や身分の高いものにしか使用を許されず、持ち出しを禁じられた程でした。明治時代には紫草の保護がなくなると、紫根染は衰退しそれに携わる人もいなくなってしまいました。


しかし大正5年、紫根染復興のため「南部紫根染研究所」が発足し、秋田県の技術者に習い紫根染は復活を遂げました。現在では盛岡で「南部紫根染研究所」を創業した藤田謙さんの孫の繁樹さんが三代目として南部紫根染の伝統を守り続けています。


名古屋帯買取ります。

名古屋帯は名前の如く名古屋で考案されたので名古屋帯と言われていて、袋帯より短く、軽く締めやすいのが特徴です。
名古屋帯の種類としまして大きく2つに分かれていて、九寸名古屋帯と八寸名古屋帯があります。
九寸名古屋帯は仕立てる前の幅が9寸なのでそう呼ばれ、その中でも織りの帯と染めの帯があって織り帯は格調高く準礼装にも使われ、染め帯はおしゃれ用として使われます。

八寸名古屋帯は八寸二分の幅で織られた織り帯で一般的には紬や小紋に合わせる事が多いです。
その中でも名古屋帯の形によって細かく分けられていて名古屋仕立て、松葉仕立て、おそめ仕立てがあり、
名古屋仕立ては手先から胴に巻く部分までを半分に折って縫製された仕立ての事で、着用が松葉仕立て帯より楽で九寸名古屋帯の定番です。

松葉仕立ては手先部分だけを半分に折って縫製された仕立て方の事で着用が楽で八寸名古屋帯の定番です。
お染仕立ては袋帯と同じでタレ先から手先まで半分に折らず太鼓柄の幅で仕立てられていて、またの名を袋名古屋帯とも言います。

いわの美術では名古屋帯買取ります。


南部紫根染の帯などは1点での高価買取りを行なっておりますが、1点でお値段の付かない帯でも、他の帯や着物とまとめてのお買取りができる場合がございます。
お手元に帯を持っていて処分にお困りでしたら一度いわの美術までお問い合わせ下さい。


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