髪飾り 沢山

髪飾り買取りました

今回いわの美術がお買取りさせていただいたのは髪飾り29点です。
髪飾りの始まりは縄文時代に遡ります。その頃古代日本では簪のように1本の細長い棒に呪力があったと信じられていて、それを髪の毛に挿す事により魔を払うことができると伝えられていました。

奈良時代に入ると、中国から様々な文化と共に髪飾りも伝わり、現代の櫛の原型とも言われている挽き櫛や、釵子(さいし)と呼ばれるものが伝わってきます。
またその時代中国では、男女共に髷を結う習慣があり、その文化も髪飾りと同じく伝わり、日本でも同じような髪型をするようになりました。

しかしその時代、髪を束ねずに下ろす垂髪が流行を見せ、簪や櫛で髪を飾る必要性がなくなったため髪飾りは衰退してしまいます。
桃山時代になると、歌舞伎で男役を演じた出雲阿国が髷を結ったのがキッカケとなり、簪や櫛の再ブームとなります。
身分が高く働く必要がない女性などは、美しさを求め垂髪のままでしたが、働かなければいけなかった女性は髪の毛が邪魔にならないように下げ髪(現代のポニーテール)や今でいうお団子ヘアーのような、髪型の唐輪(からわ)などの髪型が多くなり、日本髪の由来となったと言われています。

髪飾り買取りについて

江戸時代では、様々な髪型が流行りましたが、それに合わせて髪飾りも種類が豊富になります。
花をモチーフにした花簪、薄絹の羽二重を加工し花の形にしたのがつまみ簪で現代では着物などに合わせて使われます。
平たい円状の飾りがついているのは、平打簪で先端に耳かきがついている物が多く、実際に耳かきとして使用した説もあります。一節では簪が贅沢品として取り締まりが強化された事から逃れるべく、耳かきを付けたと言われています。

素材も様々で真珠・鼈甲・翡翠・珊瑚などの作品が多く、螺鈿細工などで加工した物もあります。
そんな簪ですが、時代の流れとともに着物を着る方が激減してしまい、衰退に追い込まれていきましたが、
現代では洋風な格好に合う髪飾りが多く作られ、徐々に髪飾りが復興してきている事がうかがえます。
いわの美術では髪飾りなど買取り致します。実際髪飾りとなると1点でのお買取りが難しいお品物が多くございます。他にも着物や帯などとまとめてのお買取りは可能ですので、もしそう言ったお品物が多数ございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。


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