西陣爪掻つづれ織 袋帯

西陣爪掻つづれ織 袋帯買取りました

今回いわの美術がお買取りさせていただいたお品物は西陣爪掻本つづれ織で作られた袋帯です。
西陣織の最高峰とも言われている西陣爪掻本つづれ織は、爪で織る芸術品と呼ばれ、日本美術織物を代表する織物です。
日に寸、五日に寸、十日に寸と古来から伝えられていて、高度な技と月日を必要としました。
つづれ織の起源はエジプトで織られていたコプト織と言われていて、紀元前15世紀の王の墓からつづれ織の衣類が見つかったからと言われています。
その後各地に広がっていき、東洋にはシルクロードを通して伝わったとされています。
東洋に伝わる頃には、使われる糸も西洋で使われていた毛糸から絹糸へと変わり、それにより技術が発展、つづれ織が完成しました。
日本では、遣隋使や遣唐使がつづれ織の技術を持ち帰ったのがキッカケとなり、飛鳥時代に伝わりました。
その後、つづれ織は衰退してしまいますが、江戸時代の西陣によって現在のつづれ織が生まれ、多くの人から重宝される製品が多く作られました。
いわの美術では西陣織の最高峰とも言われている西陣爪掻つづれ織の袋帯をお買取りいたします。

 

 

西陣爪掻つづれ織 袋帯買取りについて

爪掻つづれ織は多彩な色彩や、豪華絢爛で優美、シックな印象の物まで様々な作品があります。

多種多様な模様があるため、爪掻つづれ織で作られた帯は、一重太鼓でもフォーマルに着用できる唯一の帯として格の高さを表しています。

爪掻つづれ織は、爪を鋸の刃のようにし、掻き寄せ織り込む為、模様によっては1日に1㎝しか織ることが出来ないと言われています。

全て手作業で作られるため、希少価値が高く同じ品物はふたつとして存在しません。
模様を緯糸だけで織るため、太い糸で経糸包み込むように織るので裏表ともに緯糸だけで表現されます。
これにより、経糸が中で帯芯の役目を果たし、帯地は厚手で締め心地が良く緩むことがない帯となりました。
今回お買取りさせていただいたお品物は、全体的に薄い色合いの中に花の模様が繊細に織られていて、美しいお品物となっています。
いわの美術では西陣爪掻つづれ織で作られた袋帯をお買取りいたします。
また、帯は作家や、有名な織元でないと1点でのお買取りは難しいですが、着物、帯、小物などとまとめてのお買取りは可能です。
着物や帯などは箪笥にしまったままですと、虫喰や、汚れがひどくなる場合もございます。
もし、使わない着物や、帯などございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。




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