鼈甲 帯留

帯留 鼈甲買取りました


今回いわの美術では鼈甲で魚の形に作られた帯留をお買取り致しました。
鼈甲は、インド洋の海域に生息しているウミガメの一種であるタイマイの甲羅と腹甲を加工し作られたお品物です。
中国では、6世紀末頃に鼈甲を使った工芸品が作られていて、唐の時代に入ると珠玉など組み合わせて工芸品が作られましたが、贅沢品とみなされ何度か販売や製作の禁止令が下されました。
鼈甲が日本に伝わったのは、小野妹子が中国に渡った際、献上品として頂いたお品物の中に鼈甲が入っていて、そこから日本に伝わったそうです。
日本で一番古い鼈甲の作品は、東大寺正倉院の宝物庫に保管されている玳瑁(タイマイ)杖や玳瑁如意(タイマイニョイ)で、中国からもたらされました。
また、鼈甲は取る部分によって色合いが異なり、日光に当たる背甲は黒く変色するため黒と黄色の斑模様で、日光の当たらない腹甲は透き通った黄色になります。
鼈甲で作られた工芸品は、黒と黄色の斑模様よりも、透き通った黄色のお品物の方が大変価値が高く高評価にてお買取り致します。
いわの美術では、中国から伝わった鼈甲の帯留をお買取り致します。




帯留 鼈甲買取りについて

帯留は帯締に通す飾り物で、京都の花柳界ではぽっちりと呼ばれています。
帯留の素材には珊瑚、翡翠、瑪瑙、琥珀、鼈甲、蒔絵、螺鈿、貝、カメオ等数多くの素材が使われました。
帯留は小さい作品が多いですが、着物のワンポイントとして欠かせないお品物となっています。
今回お買取りした鼈甲の帯留は、カケと虫喰跡が御座いましたが、着物や帯、和装小物などとまとめてのお買取りとなりました。
魚の形を型どった作品で大変で大変可愛らしいお品物となっています。
いわの美術では、鼈甲の帯留などお買取り致します。
また、着物や帯、和装小物など幅広くお買取りさせて頂いております。
使わなくなった帯留などの和装小物や、着なくなった着物や帯など御座いましたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。

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