真台子　川瀬表完

川瀬表完の真台子の買取を行いました

お写真のお品物は、着物の買取依頼でお問合せ頂いた方が、茶道を教えていたとの事で、着物と合わせてお買取りさせて頂いた茶道具の中にあった真台子です。
真台子は棚物と呼ばれる茶道具の1つで、水指や香合などを飾り置くための道具です。
真台子は格式の高い台子で、一般的に格式の高い茶礼で用いるもので、真台子を用いた点前は、茶道の点前の精神的・理論的根幹を成すものと考えられており、奥儀・奥伝・奥秘などと呼ばれ最後に伝授される習わしとなっています。

真台子などの棚物の買取では、棚の作者や漆塗の方法によって買取額が変わってきます。
今回、お買取りした真台子は京塗師・川瀬表完の作品でしたので、高い評価でのお買取りをさせて頂きました。

茶道具買取ます

今回はこちらの真台子の他にも京焼の茶碗や楽焼の茶碗などさすがはお茶を教えていた方の茶道具という感じで、素晴らしいお品物がたくさんございました。
「もう、お茶に携わる事はないので、買取れるものはすべて引き取って下さい」と言われ、トラックでお伺いしたのですが、荷台いっぱいのお品物をお譲り頂きました。
茶道はすべての道具を揃えるとものすごい数となり、保管場所に困る方も多いようです。
今回は、茶道具の他にも茶の席で着ていた色無地の着物や帯など合わせて30着以上もご一緒にお買取りをさせて頂きました。