白山紬 鶴見保次


白山紬の着物買取ました


今回、【着物買取いわの】がお買取したお品物は、鶴見保次の白山紬の着物です。
白山紬は、石川県白峰町で織られていた紬で現在では牛首紬と呼ばれています。
なぜ、名称が変更になったのかと言うと、昭和初期に白峰で操業していた機屋が廃業した際に、金沢にある織元が白山紬の商標を譲り受けて商標登録を行い、その織元のオリジナルの商品を「白山紬」と呼んでいるため、白山紬の名を使用する事ができなくなったのが理由です。
今回、お買取した鶴見保次の白山紬は、見た目は色無地なのですが、八卦部分に柄付けがされているお品物でした。
落款から、鶴見保次の作品という事が分かり、作家の評価も踏まえて買取を行いました。




加賀友禅の買取を行っております


鶴見保次は加賀友禅の作家です。
加賀友禅は、古くから加賀地方独自の染色技法であった「加賀染」を基に、宮崎友禅斎が享保年間に新しく模様を取り入れたことに始まったもので、五彩といわれる藍・臙脂・黄土・草・古代紫を基調とした暖かな色彩が特徴です。
また、模様の外側から内側へとボカシを入れているのも特徴で、煌びやかな京友禅と比べると、奥ゆかしさを秘めた情緒ある着物に仕上がるのが加賀友禅です。
加賀友禅の作家として認められるには、加賀染振興協会に「落款」登録されていなければ加賀友禅作家と名乗る事ができません。
工房を営む作家の下で、師について加賀友禅の技法を学び、師匠が7年以上の修行で作家として独立するにふさわしい技量を身につけたと判断した時に、加賀染振興協会の会員2名の推薦(師匠ともう一人の会員)と2名が規定に従った申請書に署名して協会に提出し許可されて、はじめて加賀友禅作家を名乗る事ができます。
加賀友禅の作家は、鶴見保次以外にも木村雨山、百貫華峰、柿本市郎など沢山の作家が活躍されています。
ご売却をお考えの加賀友禅がございましたら、落款とご一緒にお問合せ下さい。

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