反物 南部芳松

南部芳松の反物買取ました 




今回、着物買取いわのがお買取したお品物は、伊勢型紙の彫刻技法で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた南部芳松の反物です。

伊勢型紙は染色用具で、江戸小紋などの型染めに用いる型紙のひとつです。伊勢型紙は、渋紙と呼ばれる和紙を柿渋で加工したものに、様々な手彫りの技法で模様を彫り抜いたもので、南部芳松はその伊勢型紙の技法の一つである「突彫(つきぼり)」で重要無形文化財保持者の認定を受けています。


今回買取の南部芳松のお品物は、八丁撚糸の反物です。

八丁撚糸とは、湿式の撚糸機である八丁撚糸機で造った糸です。絹糸は蚕が吐いた繊維を束ねたものですが、そのままでは弱いので、撚りを掛けて糸にしますが、強い撚りを掛けるために撚糸機が使われます。この作業は大変な仕事で、これを効率よく行うために動力を用いて、撚糸ができるように江戸時代に考案されたのが八丁撚糸機なのだそうです。八丁撚糸機は日本で数台しか現存しておらず、珍しい八丁撚糸を用いた南部芳松の作品を反物の状態で買取させていただきました。 


 

 


南部芳松の作品買取ます




着物買取いわのでは、重要無形文化財・伊勢型紙突彫技術保持者の南部芳松の作品買取を積極的に行っております。

伊勢型紙とは、伊勢型紙は着物等の型染めに使用される型紙で、千年以上の歴史があるともいわれており、国の伝統的工芸品にも指定されています。

南部芳松の突彫という技術は、5~8枚の型地紙を台に置き、刃先1mm~2mmの小刃で、垂直に突くようにして前に彫り進みます。この突彫という技術は、彫り口が微妙に揺れるので、独特のあたたかみのある仕上がりになるといわれています。


伊勢型紙は、江戸小紋などの染色を裏方として支えてきましたが、型彫り職人の卓越した技術は誠に素晴らしく、その高度な技術に対して、南部芳松を含む6名が人間国宝(重要無形文化財)に認定されました。最近では機械染めが多く出回っていますが、伊勢型紙は職人の貴重な財産といえ、染められる点数も限られており、故人となった南部芳松の伊勢型紙作品の希少性も高くなっています。

南部芳松の伊勢型紙突彫の作品の御売却をお考えなら、ぜひ着物買取いわのまでお問い合わせください。御納得のいく査定・買取を致します。

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