諸紙布 反物
諸紙布買取ました
今回着物買取いわのが買取いたしましたのは、お写真の諸紙布の反物です。
諸紙布とは、紙布(しふ)の一種です。
紙布というのは、字の如く紙の布ですが、手作業にて和紙を細く切りそろえ、糸車で縒りをかけて紙糸にして、はた織り機で織り上げた布のことをいいます。
紙布は保湿性や、通気性にも優れており、冬は暖かく、夏は涼しく着れるといった特徴を持っています。 紙布にもいくつか種類があり、経糸(たていと)に木綿、絹、麻が使われ、緯糸(よこいと)に紙糸を使用したものを、それぞれ綿紙布、絹紙布、麻紙布と呼んでいます。
諸紙布は、緯糸も経糸も、すべて紙で織ったもののことをいいます。
今回買取の諸紙布の反物は、越後の紙布織元 高三織物の作品で、希少な無形文化財「小国和紙」を用いた手織りによるお品物です。
小国和紙は、新潟県長岡市小国という地域で伝統的に生産されている和紙で、春から秋にかけて原料のコウゾを自家栽培し、冬には雪を利用した風土色を活かした古式の製法で作られる無形文化財となっている大変貴重和紙です。
今回買取させていただきました反物は、この稀少な小国和紙を使った柿渋染めの和紙糸だけで織り上げた諸紙布ということで、反物の状態もよく、高価買取にてお譲りいただきました。
諸紙布高価買取致します!
諸紙布は、大昔は山間部の宿などで、多量に溜まった古い宿帳を使って織り上げていたということもあったようですが、現在では、機械でも紙縒りに出来るようになり、安価な諸紙布も出回っています。
そのため、手作業による諸紙布は稀少性があり、着物買取いわのでも手織りの諸紙布の買取を強化しています。
特に、有名織元の諸紙布や、有名作家による諸紙布であれば、高価買取もさらに期待ができます。
手織りの諸紙布は、生産される量に限りがあり、市場でもなかなか出回らず、着物買取いわのでも高価買取の対象となっています。
お使いにならずにしまったままになっている諸紙布の反物や着物、帯などがございましたら、是非着物買取いわのまでご連絡ください。
着物買取いわのでは、年間多数の着物や帯などの買取実績を誇っており、お品物の価値をしっかりと見極めることのできる買取査定スタッフが一点一点丁寧に対応致しております。