櫛たくさん

櫛10点買取りました!


お写真のお品物は、先日【着物買取いわの】が、お買取いたしました和装小物の櫛10点です。

お買取した10点の櫛には、汚れや割れがみられるものもありましたが、雅やかな螺鈿細工や蒔絵が施されたものも含まれていました。


日本女性の髪かざりといえば、今回買取の櫛のほか、笄・簪がありますが、江戸時代のころの女性は髪を結い上げ、こういった装飾的な髪飾りをつけていました。

髪飾りも、身分などにより多様な種類がありましたが、当時、女性の一番の憧れであったのは、べっ甲の櫛であったといいます。 というのも、べっ甲は舶来品が中心で高価だったこともあり、大名の奥方といった身分の高い女性しか用いることができなかったそうです。

時代の流れによって、財力をつけた商人の娘や遊女なども、次第にべっ甲の櫛をさすことができるようになっていきます。喜多川歌麿が描いた美人画などにも、べっ甲櫛をさした女性が描かれたものがあります。


今回お買取の櫛10点には、状態の悪いものも含まれていましたが、美しい螺鈿細工や蒔絵が施された櫛も数点あったため、まとめての評価での買取となりました。





櫛の買取について



着物だけでなく、和装小物の買取もしている【着物買取いわの】では、年間多くの櫛の買取実績もございます。

櫛の買取に関しては、一点でお値段のつけられるお品物と、数点まとめてでの評価となるお品物がございます。


櫛の素材には竹や柘植、桃などの木や、べっ甲、象牙・瀬戸物・ガラス・水晶などがあります。

加工技術も、蒔絵・象嵌・彫刻・金銀・螺鈿細工などがあり、美術工芸手法が駆使された芸術的価値のある櫛も存在します。 また、デザインも花鳥風月・人物・歴史・文学・芸能など、あらゆる事象をとりあげたものがあり、そのため、買取額も櫛の形や素材、加工技術やデザインなどによって変わってきます。

べっ甲や象牙などの素材の櫛は高価買取が期待できますが、合成樹脂などで作られた櫛はお買取が難しくなっております。

使わなくなって、しまったままになっている櫛の中に、高価買取りとなる可能性のあるお品物が含まれているかもしれません。汚れてしまって、もう使わないからと処分してしまう前に【着物買取いわの】までご連絡ください。

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