土田友湖 服紗

土田友湖の服紗買取りました


写真のお品物は、着物や茶道具とあわせてお買取いたしました土田友湖の服紗です。

ふくさは、帛紗、袱紗、服紗と色々な漢字で表されますが、お茶の世界では最初に揃える必需品のひとつにあげられます。

土田友湖の服紗は、一生ものの服紗として茶道を嗜まれる方から人気の高いお品物です。

茶道を嗜まれる方はお着物を多くお持ちの方が多く、着物とあわせて茶道具などの買取をご依頼になるお客様が多くいらっしゃいます。 今回買取のご依頼をいただいたお客様も、茶道を趣味となさっている方で、お着物や帯数点とあわせて、茶道具を何点かお譲りいただき、その中にこちらの土田友湖の服紗が含まれていました。


お買取させていただきました土田友湖の服紗は、名物裂のひとつ一重蔓中牡丹之金襴のお品物です。

一重蔓中牡丹之金襴というのは、縹色・紫色の地に大きな牡丹花文を配し、五弁花や霊芝を添えた一重蔓唐草をあしらった金襴で、一般的な唐草文様とやや異なる裂になります。

今回お買取の土田友湖の服紗は、金の発色もよく絢爛華麗で、文様も整然と織出され、格調高さが感じられる素晴らしいお品物でした。





土田友湖の作品買取ります



土田友湖は、代々続く千家十職の袋物師の名前で、土田家の祖先は井伊直政に仕官、鉄砲組頭を代々務めた家柄と伝えられています。 土田家が家元の御用を賜わるようになったのは、約280年前頃で、西陣織の仲買人だった初代が、千利休や細川三斎の袋物を作っていた亀岡家に弟子入りし、業を継ぎ、表千家に引き立てられ、千家の袋物師となったと伝えられています。

5代までは仕覆を専業としていましたが、現在は服紗や仕覆の他、懐紙入、角帯、数寄屋袋、茶壷にかける網、口覆など多岐にわたり制作しており、いずれも買取の対象となっています。


土田友湖の作品には「友」の文字が入っており、共箱などの落款には通常「袋師友湖」が用いられておりますので、買取査定の際はご確認くださいませ。

いわの美術では、買取のお品物の内容や数によっては、無料の出張買取にも対応しておりますので、まずはお電話またはメールにてお問い合わせください。

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