菊花丸文付下

付下げの宅配買取を行いました


こちらのお品は、先日【着物買取いわの】がお買取しました縮緬の付下げです。宅配買取にて他のお着物や帯数点とあわせてお買取させていただきました。

絹を平織りにして作った織物が縮緬(ちりめん)ですが、縮緬というと、多くの人が思い浮かべるのが風呂敷かもしれません。縮緬の風呂敷を思い出してみると、表面が凸凹しています。これをシボといい、このシボが縮緬の特徴となっています。

縮緬は、シボがあることにより、シワがよりにくく、しなやかな風合いに優れ、凸凹の乱反射によって染め上がりの色合いが豊かな深みのある色を醸し出すことができます。 一口に縮緬といってもその生地には、いくつか種類があり、シボの大きな鬼ちりめんなどは、風呂敷によく使われ、シボがそれほど大きくない一越ちりめんは、留袖や訪問着によく使われます。


今回お買取の付下げは、上品な色合いの地に菊を丸型に文様化した菊花丸文がバランスよく配置されたお品で、仕付け糸のある未使用の状態でお買取させていただきました。




付下げ買取ます


付下げ(付け下げ)は、よく訪問着と間違えられることも多いですが、着物の格としては、訪問着より略式で、小紋より余所行きとして位置付けられ、訪問着と小紋の中間的な存在といえるお着物です。付下げは柄なども様々あり、選び方によっては、訪問着に準じるものから、小紋感覚で着られるものまで色々な付下げが存在します。

訪問着と付下げとの違いとしてよくいわれるのが、訪問着は、着物の形に仮仕立してある仮絵羽、付下げは反物のままということです。付下げは、柄が縫い目にかからないように染めてあり、柄は飛び柄であったり、小さくまとめられた柄が描かれているものが多くみられます。仮縫いをして染められた訪問着とは異なり、反物の状態で染められた付下げは、衽や上前、後身頃、袖、胸などに絵柄が描かれていることが多く、大人しい上品な柄行が特徴です。


【着物買取いわの】では、付下げの買取実績も豊富です。付下げなのか、訪問着なのかよくわからないといった場合でも、ご遠慮なく【着物買取いわの】までお問い合わせください。【着物買取いわの】では、着物、帯など呉服に関する知識豊富な買取査定スタッフが丁寧にお客様の買取に関するお問い合わせに応対しております。 着る予定のない付下げなどのお着物がございましたら、是非【着物買取いわの】までご連絡ください。

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