袋帯 正絹

袋帯お買取致しました


こちら写真は、先日お買取しました貝合わせ文の袋帯です。お買取した帯は、垂先より六尺(約2.3m)のところに柄止まりがある六通柄の正絹の袋帯です。


お買取の袋帯は、淡い水色の地に、古典的で格調高い文様である貝合わせ文が、華やかにバランス良く散らされています。貝の内側に藤や、菊などの折々の花や、扇などの意匠が美しく描かれています。


貝の内側に美しく装飾を施し、一対の貝殻を探し出し、組み合すという平安時代の雅な遊びの一つである「貝合わせ」には、対の貝しか合わない蛤が用いられていました。

また、蛤の貝合わせは、平安時代の遊び道具としてだけでなく、結婚の縁起ものとしても、重要な道具の一つでもあったそうです。


買取りの貝合わせ文袋帯は、所々金糸が用いられ、適度な光沢感のある優美な印象のお品です。

買取査定では、柄のない部分に経過年によるシミなどがみられたため、マイナス評価がつきましたが、ご一緒に買取のご依頼をいただいた他のお着物や帯留めなどと、まとめての評価にてお買取させていただきました。




袋帯買取ます


袋帯は、表も裏も模様のある丸帯を簡略化したもので、裏を無地にすることにより軽く織られた帯です。

丸帯は、帯全体に厚みが出るため、締めにくい点から敬遠される傾向にあり、現在は締めやすい袋帯が主流となっています。

格の高い柄の織り帯は振袖、留袖、訪問着などとあわせて礼装用として、軽い柄の染め帯はお洒落用にと、幅広い用途で袋帯は、用いられています。


箪笥の肥しになっている袋帯、不要な袋帯がございましたら、ご売却してみませんか?

龍村美術織物、川島織物、箔屋清兵衛、久保田一竹など、有名織元や有名作家の袋帯は高価買取も可能です。一点では評価が付きにくい場合は、他のお品物とまとめての評価にてお買取も致しております。

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