爪掻本つづれ帯帯反物

爪掻本つづれ帯お買取しました

こちらの豪華な雰囲気のお品は、先日お買取致しました爪掻本つづれ帯で、反物の状態でお買取致しました。

爪掻本つづれ帯は、爪で織る芸術品と呼ばれ、日本美術織物を代表する織物といわれます。そして、爪掻本つづれ帯をつくりあげるには「日に寸、五日に寸、十日に寸」と古来より伝えられ、非常に高度な技と月日を要します。

爪先で糸を掻き寄せ文様が織られる爪掻本つづれ帯ですが、型紙のような図案があるのではなく、下絵とよばれる図案に代わる絵を見ながら、職人の感性・創造力と、高度な技術によって織り描かれていきます。

爪で糸を掻き寄せ織り上げる、伝統の技と、匠の感性が集約され、創り出された爪掻本つづれ帯は、同じ図案を用いたとしてもひとつひとつに個性があり、世界に全く同じものが存在しない、ひとつだけの作品となっています。

こういった匠の技の集大成ともいえる、稀少な爪掻本つづれ帯の未仕立ての帯反物を、お買取させていただきました。

着物の買取というと、仕立てられた訪問着や小紋だけが買取の対象と思われる方も多いですが、【着物買取いわの】では、未使用・未仕立ての反物の買取を行っています。

反物の買取では、素材や織元、染織の技巧や作家名などによって、買取査定額にも幅がございます。

また、未使用・未仕立ての反物であっても、長い間保管したままになっていると、経過年によるシミや、虫食い跡などがでてきてしまうこともあります。こうしたダメージは、買取評価にマイナスとなり、場合によってはお買取が難しくなってしまうこともございます。

そうなってしまう前に、ご処分・ご売却をお考えの反物がございましたら、是非一度【着物買取いわの】まで、ご相談ください。状態のよくない反物であっても、伝統染織品の反物や、老舗有名織元の反物であれば、お買取できる場合もございますので、捨ててしまう前に一度【着物買取いわの】までお問い合わせください。