白山工房 牛首紬


牛首紬の着物買取ました

今回、【着物買取いわの】がお買取したお品物は牛首紬の着物です。
牛首紬は主に石川県白山市で生産されている織物で、釘に引っかかっても破れるどころが、反対に釘を引き抜くぐらい丈夫なので「釘抜き紬」とも呼ばれています。
また、日本三大紬の一つに数えられる事もあり、結城紬、大島紬と共に名を連ね、その中でも生産量が少なく、貴重な織物として認識されています。
現在、牛首紬を生産しているのは白山工房と加藤機業場の2軒のみで、両者はまったく正反対の方向性を持っています。
白山工房は先に糸を染めて織った物や、機械糸を使用し自動織機で作られる牛首紬を生産しており、牛首紬生産の近代化を進めています。
一方で、加藤機業場は「伝統を変えないこと」をモットーに、繭から糸を引き・撚糸・機織りまで全ての工程を一つの工場の中で一貫して手作業で行っており、白生地専門として牛首紬の生産を行っています。


今回、お買取した牛首紬の着物はシミ、汚れ、ほつれなどもなく、作家の落款がありましたので、高い評価を付ける事ができました。
また、保証書がご一緒で、その保証書から白山工房で生産されたものである事が分かりました。
というのも、玉糸機で織った牛首紬には石川県無形文化財の呼称を使用する事ができず、保証書には「石川県無形文化財」の文字がありませんでした。
このように微妙な違いが査定に大きな影響を与えます。
また、証紙や保証書は査定をスムーズに進める大事な役割を持っていますので、ご売却の際は証紙や保証書を持ちであればお品物とご一緒にお出し下さい。




牛首紬買取ます

【着物買取いわの】では生産量が少なく、中古市場でも高値で取引されている牛首紬の買取を強化しております。
牛首紬は白山工房と加藤機業場の2軒のみが生産を行っているため、入手が困難とされています。
この二つの工房で生産された牛首紬は2014年2月末まで、お写真のデザインの保証書が使われていましたが、2014年3月からはそれぞれの工房の名前に分けられた保証書に変更となり、分かりやすくなりました。
また、白山工房の牛首紬はサラリとした風合いが特徴で、加藤機業場の牛首紬は玉繭のネップも多めで温かみのある雰囲気を持っています。
どちらの牛首紬でも高価買取となる場合が多いのですが、全ての製品が一貫して手作業で行われている加藤機業場の牛首紬の方が、希少価値が高く買取額も高くなっております。
お問合せの際はどのような牛首紬なのか、生産者や作家が手掛けているものであれば作家名などをお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
その他、詳しい事はお電話、メールにてお問合せ頂ければ、弊社の買取スタッフが丁寧に対応致しますので、お気軽にご相談下さい。

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