袋帯　国宝 宮廷有職文

国宝 宮廷有職文の袋帯買取ました

今回、【着物買取いわの】がお買取したお品物は袋帯で、共箱には国宝 宮廷有職文と書かれていました。
宮廷有職文(きゅうていゆうそくもん)とは平安時代以降に公家の装束や調度品、輿車(よしゃ)などに使われてきた伝統的な文様で、古くは「有識」と書かれていました。
「有識」は博識や学識を有するまたはそれを備えた人を意味する言葉でしたが、宮廷の官職が歴史や沿革を調べる事が盛んに行われていたため、「有職」という文字が使われるようになったと言われています。
平安時代末期には形式や着装、織り文様や色調まで各家で定められるように固定化され、大陸から伝えられたという経緯があり、大陸西域に源流のある文様が多かったのですが、次第に日本人に親しみのある文様へと変化し、気品高い色調や意匠など公家文化の美意識を反映したものが生み出されました。

今回、お買取した袋帯は宮廷有職文が使われている格調高い袋帯で、礼装、正装用として申し分のないものでした。
シミや汚れなどがなくとても良い状態であった事から1点でも評価する事ができ、高い評価での買取となりました。

袋帯買取ます

【着物買取いわの】では袋帯の買取に力を入れており、年間に多くの買取実績を誇ります。
袋帯は表地と裏地を2枚縫い合わせて袋状に仕立てられている事からその呼び名がつけられ、礼装、正装用の帯として使われています。
箔や金糸など煌びやかで吉祥紋様などの重厚な袋帯は礼装用として好まれ、織りの袋帯は正装用として好まれています。
また、織りの袋帯の中でも軽めの柄の場合、お出掛け着としても締める事ができ、中古市場でも盛んに取引が行われています。
着物や帯の中古市場は高価買取となるお品物や、1点で評価する事が難しい場合が多いのが現状ですが、【着物買取いわの】では独自の流通ルートを確保しているため、できるかぎりお客様に損をさせないご提案をしております。
他店でお値段が付かなかったお品物や、思ったより買取額が上がらなかったお品物などがございましたら、【着物買取いわの】までお電話、メールにてご相談下さい。