小倉淳史 付下げ

小倉淳史の作品買取りました


和装の買取実績が豊富ないわの美術では、絞り染めの技法で辻が花を染め上げる小倉淳史の作品をお買取り致しました。

小倉淳史は、京都で130年以上の歴史を誇る染織の家に一人息子として生まれ、父親の小倉建亮に師事し技術を学んでいきます。

小倉建亮は、小倉家の初代から友禅を学びますが、独自の作風を確立する為、義理の母の家系が絞り染めを得意としていた事からそこでも染めを学び、衰退していた辻が花を復活させました。

父親の仕事姿を常に見て育った小倉淳史は、10代で初めて染色作品を作り上げる事に成功し、29歳では日本伝統工芸展に作品を出品して初入選を果たします。

その後は、全国青年伝統工芸展で最高賞を受賞するなど様々な賞を受賞し、個展も各地で開催するなど活躍し、また、作品作りだけではなく衰退する前の辻が花の復元や修理に携わりました。

歴史ある技法を用いて、現在の女性に合うような色合いや模様の配置を頭で考え、着る人が美しくなれるような着物を現在も作り続けています。



買取可能な辻が花(作家・工房)

久保田一竹、樋熊哲也、小倉建亮

翠山工房、吉乃一廉、大脇一心など

 


小倉淳史の作品買取について



小倉淳史が得意とするのは、父親から教わった絞り染めの技法で染められる辻が花です。

辻が花は、室町時代中期から安土桃山時代にかけて流行した染物で、絞り染めという染めの技法を用いて染められます。

辻が花を染める際は、下絵・糸入れ・絞る・浸け染め・解く・蒸し・水洗い・湯のし・墨描きという工程があり、糸入れで細かく縫う程柄が綺麗に仕上がります。

また、様々な色で染めたい場合は、染める色ごとに絞りと浸け染めを繰り返し染めていきますが、長時間染料に入れておくと糸を巻いている部分まで色が入ってしまったり、逆に短いと全く色が入らない事もあり、微妙なさじ加減は熟練した職人にしか出せない技です。


今回お買取りしたお品物は、黄色一色にオレンジと白の花があしらわれている美しい着物で、お茶道具と一緒にお買取り致しました。

何度か着られていた物でしたので、少しシワが目立ちましたがそれ以外汚れや虫食いなどはなく、小倉淳史の落款も入っていた為良い評価でのお買取りとなりました。

いわの美術では、小倉淳史の作品以外でも父親である小倉建亮や、独自の感性を用いてまるで絵画のような着物を作り上げる久保田一竹など様々な着物をお買取りしております。

着ない着物を長い間箪笥に入れておくと、いつの間にか箪笥の肥やしとなり、売る頃には虫食いやシミ、カビが酷く良い作家物であっても売れなくなる可能性もございます。

「もうこの着物は着ない!」と思ったら、箪笥に仕舞うのではなく早めに売りに出しましょう。そうする事で良い状態のまま新しい持ち主の手に渡る事が出来、ゴミに出す心配もなくなります。

また、着物以外でも茶道具や掛軸・絵画・洋食器・書道具・和楽器・仏像など様々なお品物をお買取りしておりますので、お引越しやお家のリフォームで使わなくなったお品物の処分をお考えでしたら、是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。


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