銀製帯留め 精密装飾孔雀文 七宝

精密装飾孔雀文帯留 買取りました


今回いわの美術がお買取り致しましたのは、孔雀が模られた美しい帯留です。

牡丹の葉部分には、七宝で色が付けられていて、孔雀の羽や牡丹には細かい透かしが施されています。

彫金の透かしは、熟練した技術がなければ作る事が出来ない技法で、少しずれただけで作品として成り立たなくなったり、開けてはいけない所に開けてしまうなど1㎜単位の失敗も許されません。

そんな難しい技法を用いて作られた今回の帯留は、羽や牡丹に細かい透かしが施されている所を見ると技術の高さを感じさせられるお品物となっています。

また、今回お買取りした帯留のモチーフとなっている孔雀は、現在日本全国の動物園で見られる鳥です。

しかし、孔雀が生息しているのは主に中国や東南・南アジアなどで、日本に孔雀が来たのは推古6年の頃朝鮮半島にある新羅という国から贈られたのが初めてと言われています。

また、孔雀にはインドクジャク、マクジャク、コンゴクジャクという3種類いて、現在日本の動物園で見る事のできる孔雀は主にインドクジャクになります。



孔雀文



孔雀文様は、縁起の良い吉祥文様の部類に分けられていますが、その理由は孔雀の食べ物と容姿に関係しています。

孔雀は、基本的に口の中に入る物であれば何でも食べる雑食性の鳥で、草や木の実の他にも昆虫、さらには蛇やサソリなどの毒虫も食べます。

一見すると危険な行動かと思いますが、孔雀は神経性の毒に耐性を持っている為体に全く害はありません。

その為、古来から孔雀の食べる毒虫は悪霊に置き換えられ「悪霊を食べ邪気を追い払う鳥」として大切にされてきました。

また、羽を広げた姿や凛とした佇まいが美しい事から様々な刺繍に描かれるようになり、その後縁起の良い吉祥文様に用いられたと言われています。

今回お買取りした帯留には、孔雀と相性がいいとされる同じく吉祥文様の牡丹が描かれて、とても縁起の良いお品物となりました。





帯留の買取



今回お買取りした帯留は銀製の作品に七宝などで絵付けしたお品物でしたが、いわの美術では翡翠、珊瑚、ダイヤ、真珠、焼物など様々な帯留をお買取りしております。

また、作家物、金銀の刻印、鑑定書などが付いているお品物は査定額にプラスとなり、高評価が見込めます。

「着物や帯は売ってしまったけど後から帯留だけ出てきた」など処分にお困りの方がいましたら是非いわの美術までお問い合わせ下さい。

いわの美術では、帯留以外でも着物や帯などの和装から、茶道具、書道具、洋食器、軍物、中国美術、ジュエリー、喫煙具など様々なお品物をお買取りしております。

遺品整理やお引越し、お店の在庫処分など品数が多すぎて片付かないなどお困りの方がいらっしゃいましたら、いわの美術へお気軽にご相談ください。


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