今回お買取りした着物は寺山存男の江戸小紋です。江戸小紋といえば無地に見えるほどに細かい柄が特徴となっていますが、こちらのお品物は遠目でも無地には見えないですよね。定番の鮫小紋や行儀小紋、角通し小紋などの江戸小紋もありますが、こういった色々な柄を集めた江戸小紋もございます。
こちらの帯は男帯の一種で、角帯と呼ばれます。同じ男帯である兵児帯よりも格式の高い帯で、普段着から礼装まで幅広く着用されています。男性の和装では最も用いられている帯で『着物買取いわの』でも買取を行っています。
今回、【着物買取いわの】がお買取りしたお品物は結城紬の反物です。結城紬は茨城県、栃木県を主な産地とする絹織物で、国の重要無形文化財の指定を受けています。反物が出来上がるまでに簡単な柄では3~4ヶ月、複雑な柄になると2年以上はかかる大変、手間のかかる織物です。
こちらは酒井織物の本塩沢です。塩沢というのは新潟県の地名で、本塩沢のほかに塩沢紬などの織物もよく知られています。どちらも「塩沢」と呼ばれるため、混合されてしまうことが多いお品物です。
上田紬は今から400年程前、真田家が上田城を築城した際に始めた真田織が発祥だと言われています。上田では養蚕が盛んに行われていたため、太さにムラのある屑繭を有効活用して、紬が織られるようになりました。上田紬は長野県で生産される他の紬とまとめて信州紬と呼ばれることもあります。着物買取いわのでは上田紬、信州紬の買取を行っています。
こちらは以前お買取りさせて頂きました上代御召の反物です。御召にも様々な種類があり、上代御召は交織の特徴を生かした高級絹織物として知られています。いわの美術では仕立てられた着物はもちろん、未仕立ての反物や帯地も買取を行っています。
古物商 神奈川県公安委員会 第452570007513号