山口伊太郎の帯お買取りします

いわの美術では山口伊太郎の帯買取を行っています。
山口伊太郎という方を御存知ですか？
彼は西陣織の織匠で、人間国宝への推挙を断った人物としてもよく知られています。

生まれは京都西陣、小学校卒業後親戚の織屋へ奉公に出て、18歳の頃独立を果たしました。それ以来帯地を中心に織物制作に没頭し、1954年紫紘株式会社を創業しています。

多くの功績を残していますが、中でも源氏物語絵巻物を織物で制作したことで広く知られています。
源氏物語絵巻物は国宝に指定されている絵巻物で、源氏物語を題材として制作された絵巻物としては現存最古の品です。

「商売ではない、織物技術を追求したい」との思いから制作が始められた織物で、当初10年での完成を目指していましたが、様々な追求の結果完成までには30年余りの月日を費やしました。
織物で制作された『源氏物語錦織絵巻』の最終巻が完成したのは2008年。残念ながら山口伊太郎は完成品を見ることが出来ませんでした。

源氏物語錦織絵巻は2セット制作され、そのうち全巻揃いの1組セットはルーブル美術館の東洋部門にあたるギメ東洋美術館に納められ、フランスよりレジオンドヌール勲章オフィシエ文化芸術章を受章しました。

山口伊太郎の帯お持ちではありませんか？
山口伊太郎は2007年享年105歳で逝去されるまで精魂込めて織物制作を続けられました。
西陣織の織元として図案の美しさ、技術の高さで高い評価を受け、今もなお根強いファンがいらっしゃいます。
山口伊太郎の帯、ご売却を検討されている方がおりましたら、是非いわの美術にお買取りさせて下さい。