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高久空木の帯買取ります

2014.4.12

高久空木の帯お買取りします

高久空木(たかくくうぼく)は日展の染色作家でした。
彼は「染色は工芸であり、工芸は使ってこそ」との考えだったため、鑑賞の対象作品である日展への出展に飽きたらず、後に日展を脱退し和装服飾の帯の制作に専念するようになります。


高久空木はろうけつ染の作品で知られ、無駄を省いた非常に洗練された意匠の作品を制作しています。
ろうけつ染というのは模様の部分を蝋で防染し、染色する染色技法のことで、臈纈染や蝋纈染と表記されることもあります。
中国では古い遺跡から蝋染の綿布が発見されており、ろうけつ染の技法は2、3世紀頃から存在したといわれています。また日本では正倉院の宝物など、7、8世紀天平時代から見られる染色技法です。


ろうけつ染は筆などで溶かした蝋を布に塗り、染色後蝋を落として水洗いすることで、蝋を塗った部分を白く染め抜くことが出来ます。
友禅染めと似た工程で行われますが、友禅染めには蝋ではなく糊を使用します。またろうけつ染では蝋が乾燥によりひび割れを起こし、味のある独特の亀裂紋様を残すこともあります。


高久空木の作品お持ちではありませんか?
彼の作品は実用として使ってこそ、との思いから制作されているため、着物とよく調和するという実用的な美しさ、締めたときの構成など洗練されており、着物を着られる方からの人気が高いお品物となっています。
また彼の娘に高久尚子という染色家がいます。彼女は父に師事して染色の道に入り、現在は二代目空木としても活動されています。着物買取いわのでは高久空木、高久尚子どちらの作品も買取を行っています。
お手持ちのろうけつ染の帯、空木という落款はございませんか?高久空木、高久尚子のろうけつ染の帯、お持ちでしたら是非着物買取いわのにお買取りさせて下さい。
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