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秦荘紬買取ります

2014.4.26

秦荘紬お買取りします



着物買取いわのでは秦荘紬(はたしょうつむぎ)の買取を行っています。秦荘紬という織物はご存知ですか?秦荘町は滋賀県の秦荘町で生み出された織物で、現在秦荘町は合併のため愛荘町と名が変わっています。
この地域では6世紀に大陸から渡ってきた秦氏が機織りの技術を伝えたことから、養蚕が盛んに行われていました。養蚕の技術を修得してからは農業とともに養蚕で生計を立て、良い繭は売り捌き、余った繭は自家用に糸を紡ぎ、屑繭は真綿にしていたそうです。大正から昭和の初め頃、農家の女性が嫁入り支度に自ら機織りをして着物を用意したと伝えられており、それが秦荘紬のはじまりとされています。

秦荘紬の特徴には櫛押し捺染という技法があります。これは昔、木櫛の背の丸みを帯びた部分に墨をつけて、絣を押したのが始まりと言われていて、一見縞にしか見えない模様を組み合わせることによって様々な文様を織り成しました。秦荘紬は麻織物の技術を紬織物に取り入れて完成された織物で、現在は経糸に座繰り糸、緯糸に真綿の手紡ぎ糸を用いて化学染料で染めたものと、経糸緯糸ともに真綿の手紡ぎ糸を用いて草木染めしたものと、大きく2つに分かれます。

着物買取いわのでは秦荘紬のような、全国各地の伝統織染品買取を強化しています。不要な秦荘紬の反物、着物がございましたら、是非着物買取いわのにご相談下さい。



近江上布お買取りします


秦荘紬の産地、滋賀県では近江上布という麻織物も有名ですね。近江上布は洗練された細く上質な麻糸を用いて丁寧に織り上げられます。
近江は琵琶湖の豊かな水と高い湿度という環境で鎌倉時代より麻織物の発展していた地でした。
また近江商人たちが他国へ行くときに麻布を持って行って売り、帰りにその土地の商品を買ってくる往復商売を行い、近江上布は各地へ流通し、その品質の高さから全国に知られるようになります。
その後江戸時代には彦根藩の振興により更なる発展を迎え、最盛期には六十万反生産の記録が残されています。
残念ながら時代の流れや呉服の衰退により、徐々に生産量は減少していますが、通気性、吸水性に優れた近江上布は夏の着尺地として今でも人気のあるお品物です。
使うほどに味わいが出て、手触りや風合いが良く、しなやかさが特徴の近江上布。着物買取いわのでは近江上布の買取も行っています。

     

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