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田島比呂子の作品買取ります

2015.5.26

田島比呂子の作品買取ります

いわの美術では昭和から平成にかけて活躍し、友禅の技術で人間国宝にも選ばれました染織家田島比呂子の作品をお買取り致します。
田島比呂子は本名を博と言い、1922年に東京に生まれました。
14歳の若さで友禅の模様師として有名だった高村樵耕や高村柳治に弟子入りし、友禅の技術を学び、32歳で友禅作家として独立、作品製作にはいりました。


独立後、日本伝統工芸展に初入選をキッカケに様々な賞を受賞していき、その技術と努力が認められ鑑査委員に選ばれ、のちに日本工芸会の理事長に就任しました。
その後、大正から昭和にかけて活躍し、田島比呂子と同じく友禅の技術で人間国宝を取得した中村勝馬から指導を受け、昔ながらの古典的な手描き友禅とはまた違い、
現代風の華やかな作品に変え、新しい友禅を手がけました。
また、堰出し友禅という技法を得意として、独自の世界観溢れる作品を生みだしたと言われています。
44歳の時に、神奈川県藤沢市の鵠沼海岸付近に転居し、77歳で友禅の技術とその貢献が認められ、人間国宝として選ばれました。
人間国宝に選ばれた同じ年に、藤沢市10人目の名誉市民となりました。
その後も1年に1作品は最低でも製作し、亡くなる3年前の2011年まで、作品作りに取り組んでいました。
いわの美術では、常に友禅の作品作りに取り組んでいた、田島比呂子の作品を買取り致します。



田島比呂子の作品買取りについて


田島比呂子は友禅の技術で人間国宝に選ばれてからも、作品製作の手を緩める事なく、様々な品物を手がけました。
代表作も多く残されていて、日本工芸会総裁賞を受賞した「青東風」、日本工芸会保持者賞を受賞した「入江」。
伝統工芸展に出品した「高山の精」、「チベットの峠」、「たづ鳴きわたる」日本伝統工芸染織展に出品した「いとざくら」など数多くございます。
田島比呂子の作品には古典的な友禅ではなく、現代風の華やかな作品が多くその繊細かつ大胆な模様は見る人の心を奪う程の美しさです。
田島比呂子の得意としていた堰出し友禅、これは友禅染の技法の1つで、模様の外側を糊や蝋で防染し、内側に彩色していく方法で模様の輪郭線がない仕上がりとなりました。
堰出し友禅は、糊や蝋で防染し、染料が外へ染み出すような心配がないため、大きい筆で模様を描いたり、模様のボカシが自由にできる事から大胆な表現が出来ると言われています。
いわの美術では、人生の全てを友禅に捧げたと言っても過言ではない、田島比呂子の作品を買取り致します。
また、田島比呂子が弟子入りした高村樵耕や、高村柳治の作品なども買取り致します。
作家物や有名な織元などの作品ですと、1点でのお買取りも可能ですが、それ以外のお品物でも、まとめてのお買取りが可能です。

お母様の着ていらした着物や、引っ越しや遺品整理などで処分に困っているお品物などございましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。


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