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江戸小紋買取ります

2015.5.28

江戸小紋買取ります

 いわの美術では日本着物の一種でもある江戸小紋のお買取りを行なっています。

江戸小紋は、室町時代に武士が持っている武具の鎧の革所や家紋に使われていた模様が衣類に染められるようになった事から始まったと言われています。
江戸時代になると、武士の間で裃に使われるようになり、細かい柄や、大柄なものもありましたが、大名家によって独自の模様が存在しました。
紀州家は鮫小紋、武田家は武田菱と決まっていましたが、各藩が競い合い豪華な柄を求めるようになった事から、江戸幕府が贅沢禁止令を出しました。
それにより、遠くから見たら無地に見えるが、近くに寄って見ないとわからないような細かい柄が生み出され、その結果高度な染色技術を使った染め物が完成となりました。
小紋はとても格式が高い着物で、一般庶民が着るには恐れ多いものでしたが、歌舞伎役者が好んで小紋を取り入れ、武家屋敷の奉公人たちが主君家族から拝領して小紋柄の着物を着ていた事から庶民に広がります。
その後、庶民の感覚を盛り込んだ小紋が出始め、町人の男性、女性に愛用されるようになりました。
江戸小紋は型紙を使って染めるのが特徴ですが、江戸では型紙の製作が出来なかったため、伊勢に注文していたと言われています。
いわの美術では、細かく繊細に描かれた模様が特徴の江戸小紋を買取り致します。



江戸小紋の買取りについて

江戸小紋は、その技術を極める技術者が多く存在し、それにより1974年に伝統的工芸品に認定されました。
その中で小宮康助とその息子の小宮康孝が江戸小紋で人間国宝を取得し、現在では三代目を継いだ小宮康正が伝統技術を受け継ぎ製作に励んでいます。
小宮の小紋は、くっきりと染め抜かれた模様の冴え、澄んだ地色が素晴らしい作品となっています。
江戸小紋は、繊細、精密で高度な卓越された技術が必要で、閉ざされた世界で無限の差異を求めるという事から限界への挑戦と言われています。
江戸小紋の繊細な模様は、見る人の心を奪う程美しい品物となっています。
いわの美術では細かい模様が美しいお品物、江戸小紋をお買取り致します。
また、人間国宝に選ばれている小宮康助や小宮康孝の作品などもお買取り致します。
着物は、作家物や織元が有名な所でないと1点でのお買取りは難しいですが、着物や、帯、小物などとまとめてのお買取りは可能ですので、
箪笥にしまったままの着物や、遺品整理で出てきた着物など処分にお困りでしたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。

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