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能衣装買取ります

2015.12.13

能衣装とは


能衣装は能を披露する際に着用する衣裳の事で、能で用いられる衣裳という事から能衣装、能装束とも呼ばれています。

能衣装を着て演じる能は、庶民の間で楽しまれていた歌舞音曲や神へ捧げる神楽の舞などが、鎌倉時代後期から室町時代にかけて1つとなり、能へと変わっていきました。

能では面を付け、表情や気持ちを作り出し演じる事から、大切に扱われてきましたが、能衣装も演じる内容や気持ちを表現する物とされ、能面の次に大切に扱われていました。

能が演じられるようになった室町時代前期の能衣装は、日常で着ていた服を使用していた為質素な物でしたが、その後武家や貴族階級の人々などの支援により美しい着物が贈られた事で、それ以降豪華な着物が用いられるようになりました。



能衣装の種類

能衣装は小物を抜くと3つの種類に分けられる事が出来ます。

着付け類:摺箔、縫箔、厚板等

上着類:唐織、長絹」、水衣等

袴類:大口、半切、指抜等

 これらの種類の能衣装に能面、小物などを役柄に合わせて着用し、舞台で披露します。

また、通常舞台では衣裳を着用してから小物や顔を決めていくのですが、それに対して能は能面を先に付け、それに合うように衣裳、小物を決めていきます。

この事から能の世界で能面が何よりも大切にされているのがわかります。


能衣装の素材

能衣装は織り、染め、金加工、刺繍などで作られ、様々な素材がありますが、その中でも唐織は能衣装の中でも代表的な存在と言われています。

唐織は中国風の織物という意味で、現在では西陣を代表し、錦地の中でも最も高級とされている織物です。

金や銀の他にも色鮮やかな糸を使い、浮織で模様が描かれているため、存在感があり素晴らしいお品物となり、能の世界では主に、女性の上着類として用いられてきました。



能衣装の買取り


いわの美術では能で使うような道具をお買取致します。

能面、扇子、能衣装など、お品物によりお買取りが難しい場合もありますのでご売却をお考えのお品物など御座いましたら、是非一度ご相談下さい。

もし、「遺品なのでどんな品物なのかわからない」「品物がいっぱいありすぎて伝えるのが大変」などお困りでしたら、品物の写真をお撮り頂き、メールにてお送り頂きますと査定スタッフがお調べしてお値段のご提示を致します。

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