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松原定吉の作品買取ます

2014.5.26

松原定吉の作品の買取を行っております


松原定吉は富山県出身の大正から昭和時代に活躍した染色家で、重要無形文化財「長板中形」の保持者でもあります。
東京日本橋の九里正三郎、亀戸の竹中竹次のもとで長板中形の形付けの修行を行いました。
その後、独立して松原染色工房を開き、長板中形は本来分業で行う染物なのですが、それぞれの工程の職人たちが失敗した事を他人に押し付けているのに我慢できず、形付けから染めまで自らが一貫して行うようになりました。
現在、松葉原染色工房では松原定吉の息子や孫たちによって続けられ、全てを一貫して行う精神も受け継がれているようです。


さて、先ほどから出てくる言葉「長板中形」ですが、模様を彫り込んだ型紙を使い、防染糊を白生地の上に付けてから藍で染める技法の事で、最大の特徴は両面に防染糊を引く事です。
通常の藍形染の場合、片面のみに防染糊を引くため、裏面は藍色に染まってしまい、表からみても白地の奥に藍色を感じてしまいます。
しかし、長板中形の場合、両面に防染糊を引くため、裏面は藍色に染まらず、表面の白地はくっきりと綺麗に浮かび上がるのです。
また、裏面は染まっていない事から表面を全く違う柄に染める事もできるため、単衣の着物の場合、面白みがあって人気があります。
こういった事ができるのも、松原定吉が示した分業から一貫制作へとシフトしたことで可能になった長板中形の表現方法ではないでしょうか。


松原定吉の作品のご売却をしませんか?重要無形文化財の認定を受けているので高価買取が期待できます。
お問合せの際は、松原定吉のどんな作品で、反物、着物など仕立てられている状態などをお伝え頂くとお話しがスムーズに進みます。



松原定吉の作品買取について


松原定吉の作品は高価買取なのですが、全ての作品が高価買取となる訳ではございません。
いくら高価な作品でも、シミ、汚れ、虫くい、ほつれ、臭いなどがありますと買取額は下がってしまいます。
また、着物に仕立てられている場合、寸法サイズが小さい場合、仕立て直しや需要の幅が減るためどうしても買取額は下がってしまいます。
この他にも着物などに仕立てられている場合、仕立てた時にはぎれも一緒に渡されるかと思います。
このはぎれは松原定吉の作品である証明にもなりますので、ご売却の際ははぎれも保管してあったのでしたら、ご一緒にお出し下さい。
この他に松原定吉のご売却でご不明な点、ご質問などがございましたら、お気軽にお問合せ頂ければ、着物の鑑定を得意としている鑑定士がしっかりとお答え致します。
松原定吉の作品の買取なら【着物買取いわの】にお任せ下さい。

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