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山北科布の買取を行っております

2014.9.11

山北科布、買取ます


科(しな)の木の樹皮繊維で織った布を科布といい、現在、新潟県村上市山北地区と山形県鶴岡市関川で織られている織物で、合わせて「羽越科布」として国の伝統的工芸品指定を受けており、新潟県村上市山北地区で生産されている科布を山北科布と呼んでます。
科布自体は木綿や麻よりも古い織物で、沖縄の芭蕉布、静岡の葛布と共に「三大古代織」に数えられています。
原料である科の木は地方によりマダ、マンダ、モウダなどと呼ばれ、日本列島の山間部に自生している喬木で、歴史的に北方系の織物であり、「しな」の語源がアイヌ語で「結ぶ・しばる」などの意味を持つ事からアイヌ文化圏に属する織物であるともいわれています。


山北科布は、6月末から7月にかけて樹齢8~10年の科の木の皮をはぎ、日光に晒し、真夏には集落総出でこれを煮て清流で洗い干し、集落がすっぽり雪に埋もれる冬に科の木の繊維を紡ぎ、その糸を使って製品を作りますが、樹皮の糸である科糸は動力機械で織ることができないので、居座機で手織で織るため生産量が少なく、貴重な織物として中古市場でも高値で取引されています。
山北科布は通年を通して着用する事ができるといわれていますが、その質感から夏場に着用する方がベストかと思います。
今年の夏ももうすぐ終わりですが、着用する事のなかった山北科布や、今季限りで着用するのを止めようと思っている山北科布はございませんか?
不要な山北科布がございましたら、【着物買取いわの】が買取ますので、お気軽にお問合せ下さい。



山北科布の買取について


山北科布は、その希少性から現在の中古市場でも価格が高騰しています。
基本的に木の皮の風合いをそのままにして織られるため、木の温もりを感じ、お写真のような複雑な織り方をしたものや、型染めなどを施した山北科布は高価買取が期待できます。
山北科布はかたくゴワゴワしていますが、しなやかで強く、さらりとした感じが人気の一つで、着物上級者向けの素材として知られています。
【着物買取いわの】でお買取りできる山北科布は、反物や帯のみで、小物入れなどの工芸作品は買取をお断りしております。
また、山北科布以外の科布の買取も行っておりますので、ご売却をお考えでしたら、お品物の価値をしっかりと見極める事のできる、【着物買取いわの】にお任せ下さい。

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