経錦の帯 買取ます

【着物買取いわの】では、経錦(たてにしき)の帯の買取を致しております。

経錦は、錦の一種で、経糸の浮き沈みで地と文様を織り出す染織技法です。 織物は経糸と緯糸によって織られますが、経錦は地も文様も経の色糸で織り出すもので、それに対し緯糸で織り出すのが緯錦です。

経錦は、何色もの彩色を用い紋様を織り出す錦の内で、最も古い歴史を有するとされており、中国では少なくとも前漢の時代には高度な技術を示す経錦が織られていたといわれますが、その発祥は定かでありません。

日本へは中国からその技法が伝えられたとされ、法隆寺には7世紀の飛鳥時代の蜀江錦(重要文化財)が伝世しています。

経糸で色柄を織り出すには経糸に色糸を使わなければならず、具体的には数色の経糸を一組として扱い、地または文様に必要な経糸を表に浮かせて他を裏に沈めるといった技法がとられます。緯錦に比べて経錦は、色糸の数も制限され、経錦は織るには大変高度な技術と手間を要する織物です。こういったことから、経錦は次第にすたれていきました。

近年では伝統的な技法を基本としながら、素材の吟味や織り方の創意工夫が加わり、経錦の技法を駆使した制作が行われ、経錦は、歴史的にも芸術的にも価値の高い伝統工芸品となっています。【着物買取いわの】でも伝統工芸品的価値の高い経錦の帯などの買取に力をいれております。経錦の帯のご売却・ご処分をお考えでしたら、一度【着物買取いわの】までご相談ください。

北村武資の経錦、高価買取致します

北村武資は、2000年に「経錦」で重要無形文化財保持者、すなわち人間国宝に認定された作家で、【着物買取いわの】でも北村武資の経錦の帯は高価買取対応にて買取に力を入れています。

北村武資は、「経錦」だけでなく「羅」でも人間国宝となっており、二つの分野で人間国宝に認定されている作家は、現在でもほとんどおらず、今日を代表する作家として国内外で高く評価されています。

人間国宝の世界では、世襲や師匠について長年修業を積んで身につけるといった道をとるのが大多数を占める中、北村武資は独学で自身の道を築き上げた偉大なる人物です。

北村武資の経錦は、伝統的な技法を基として、様々な制約の中で独自の織を考案し、より高度な織法を探求して、精緻な紋様を織り出すという、清新で現代感覚溢れる独自の作品です。北村武資の経錦の作風は、豊かな芸術性を備え、単なる古代製織技法の復元でなく、新たな気品に満ち溢れる織物の創出と表現されています。

また、北村武資の経錦帯は、その本来の使命である「帯を締める」ということに関しては絶品と評価され、その柔らかさは緯錦では得られない締め心地だといわれています。

【着物買取いわの】では、北村武資の経錦の袋帯など高価買取致します。北村武資の経錦などの作品買取なら、着物の知識と買取経験豊富なスタッフが常籍する【着物買取いわの】にお任せください。