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キモノのTPO

2015.7.13

キモノのTPO「いつ」「どこで」「なにを」

 


キモノは素材や柄ゆき、紋の数など、TPOにあわせたキモノを着ることが大切なマナーです。着物や帯には、着て行く場所によって、相応しい素材や模様などがあります。


キモノは主に、フォーマルとカジュアルなシーンによって着用するものが大別されます。結婚式やパーティ、成人式、謝恩会、お茶を嗜む方にとっては初釜の時などの”フォーマル・セミフォーマル”なシーンと、お稽古事や普段のお出かけ、観劇や発表会などの”カジュアル”なシーンで着用するキモノなど、TPOにあわせたキモノ選びが必要です。


昔ほど厳密ではありませんが、キモノには格があり、特に正式な場では意識して着用することが大切です。

この格がキモノ選びを難しくしている原因の一つでもありますが、格によってTPOに合ったキモノ選び、帯や和装小物とのコーディネイトの良し悪しが決まるともいわれます。



女性の場合、最もフォーマルな礼装着は、ハレやケの特別な時や、公的行事などに着用するものです。打掛、黒留袖、本振袖、喪服などがこれにあたり、独身女性の第一礼装着は花嫁衣裳や五つ紋付の本振袖です。

セミフォーマルの略礼装着は、礼装着の次の格で、色留袖や訪問着、振袖、色無地、江戸小紋の紋付などがあり、入学式や結婚式の披露宴、茶会の初釜などに適します。

外出着は着用するシーンも幅広く、訪問着に次ぐ格の着物である付下げや、背や脇、裾などに模様がつくようにキモノ全体が一つの絵のように染められた絵羽のほか、小紋、紬の訪問着、お召などがあり、TPOにあわせた微妙な調整が楽しめます。その他、紬、絣、黄八丈、木綿のキモノなどは、格を気にせず、ちょっとした外出などに適しています。

夏のくつろいだ装いのキモノである浴衣は、元は身分の高い人が、入浴の際に着用していたものですが、現在では、花火大会や祭りなど最もカジュアルな夏のシーンに着用され、近年では若者の間でも人気です。 


格というものがあるキモノは、TPOにあわせて、つりあいを考えて選ぶことが大切で、キモノ姿のコーディネイトには、着物、帯、和装小物との調和が一番のポイントです。キモノの決まりごとを知った上で、自分なりの装い方を楽しみましょう。

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