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9月に着るキモノ

2015.9.3

9月に着るキモノ



9月に入り、天気も不安定で、まだまだ残暑も厳しいこの頃ですね。秋の手前のこの時期は、衣替えの季節です。

お着物のルールでは、9月は裏地のない単衣となっていますが、着るのは9月の1か月だけとされているので、寒暖の差の激しい昨今では、同じ単衣で過ごすのが難しいと感じられる方も多いようです。



裏地のない単衣は、実は、工夫次第で季節に応じたアレンジが可能です。

基本的には単衣は、6月と9月に着るものですが、着物では「季節感」が大切なので、6月はこれから夏に向かう季節、9月はこれから秋に向かう季節ということを考慮して、9月に適する単衣の柄などを選びます。


着物は、季節を先取りするのが良いので、初秋に着るには、秋を感じさせるような柄や色...例えば、桔梗、女郎花、萩、野菊などの花々や、蜻蛉、お月見に因んだ秋のススキの入った風景などもお洒落です。色は暖色系が良いとされています。




そして、「9月は単衣」というルールさえ守れば、襦袢や帯、その他の和装小物は、気候に合わせて変えることができるということがポイントです。

例えば、残暑の残る9月前半は、夏帯、夏の襦袢、夏の和装小物を合わせ、残暑も和らぎ、秋風が吹いてくる9月後半になったら、冬帯に単衣の襦袢、袷の小物にするといったように調整すると、同じ単衣でも、印象が変わります。


季節の移り変わる9月の単衣に、帯や和装小物をあわせる際は、夏帯を締めたら帯揚げ、帯締めなども夏のものを、同様に帯を冬にしたなら、襦袢も和装小物も、冬ものであわせて、バランスよくこの季節のお着物のコーディネイトを楽しみましょう。

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