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作州絣の買取を行っております

2015.10.29

作州絣買取ます

作州絣は美作国苫田郡・久米郡(岡山県津山市周辺)で生産されている絣織物で、絣とは前もって染めて分けた経糸、緯糸で文様を生み出す織物で、日本各地に絣の産地があり、作州絣も古くから織られてきた歴史ある絣の一つです。


もともとこの地域では高級絹織物が古くから織られており、綿の栽培を行うようになると綿織物が織られるようになりました。
明治の中頃、鳥取県倉吉市で江戸時代末期から織られるようになった倉吉絣に技術が伝わり、絣織物が盛んに織られるようになりますが、あくまで自家用として織られており、販売目的の作州絣が登場するのは後に時代になってからの事でした。
時代が進むにつれて交通機関が整い、他の地方から様々な衣料が流通するようになると、自家用として織る必要がなくなったため、作州絣の技術は一部の人たちに伝える程度の存在となってしまいました。
しかし、戦後の津山市における産業振興の目的で岡山県工業試験場美作分場が設置され、絣織物の研究がはじまり、消えかかっていた作州絣の技術を復元させ量産体制を整え、市場へと送り出す事に成功しました。
しかし、久留米絣、備後絣、伊予絣など絣の有名産地の勢力は絶大で、そちらの方が儲ける事ができると、転業者が続出し、1962年には杉原博という人物が経営する大一織物だけとなってしまいました。
その後、杉原家でも後継者がいない状態となり、杉原家と縁のあった日名川家が残された作州絣の反物販売を委託されましたが、日名川家は作州絣の無責任な販売はしたくないと、歴史や技術などを学び、作州絣の正式な後継者として認められ、現在は作州絣保存会を立ち上げ、2度失われかけた作州絣を守り続けています。


そんな紆余曲折な歴史を持つ作州絣をお持ちではないですか?【着物買取いわの】では作州絣の買取を行っております。



作州絣の買取について

作州絣の特徴としては、絣本来の素朴さを失わないために白と紺という絣の基本を忠実に守っており、手織りによる伝統的な足踏織機の手仕事で行われています。
作州絣は歴史ある絣織物ですが、現在は新しい感覚を取り入れた現代の人たちにも喜んでもらえるような普段着に着目し、日々研鑽に励んでいます。
そして、何より最大の特徴は他の絣織物に比べて文様が小さい事です。
規則正しく配置された文様は、一つでも糸を掛け違えてしまえば、全てがダメになってしまうという絣の基本を象徴しているかのように見えます。


そんな作州絣ですが、高価買取が期待できるのは、先代の作州絣の後継者であった杉原博が制作した作州絣で、現存する数も少ないため、美品であれば高価買取をお約束致します。
また、手織の作州絣は県指定郷土伝統的工芸品の認定を受けており、こちらも高価買取が期待できるお品物です。
その他、作州絣買取についてご不明な点があれば、お気軽に【着物買取いわの】へご相談下さい。

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